日本が譲歩したことにしたい朝鮮日報、GSOMIA破棄問題で韓国が精神的勝利へ

軍事情報包括保護協定(GSOMIA)

日本と韓国の軍事機密情報を共有し合うGSOMIAですが、8月に破棄する意向を韓国政府は示していましたが、韓国政府は「GSOMIAの破棄の停止」という言葉で、事実上GSOMIAの期日を延長しました。

ところが、韓国の右派新聞である朝鮮日報は「日本がアメリカの圧力に屈した」と報道しています。

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破局寸前だった韓日関係が22日、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効期限まであと約6時間を残し、終了から一転、維持されることになった。(中略)

このように日本が態度を変えたのは、米国の外交圧力が作用したとの分析だ。韓米日の安保協力を懸念した米国は韓国と日本に対し圧力をかけ、ぎりぎりのタイミングで韓日両国が譲歩し合い、当面失効を回避する結果をもたらした。 (中略)

与党関係者は「文大統領のこの日の決定は韓日関係の破局を防ぎ、関係正常化の道を進むための度量が大きい決定」とし、「韓国政府が誠意を見せただけに、次は日本が輸出規制を撤回するなど肯定的な回答をする番」と話した。

朝鮮日報はアメリカが日本に圧力をかけたことにしたいようですが、アメリカが圧力をかけたのは韓国政府のみです。その証拠にアメリカは政府高官を次々と訪韓させ、説得という名目のもと事実上の圧力を韓国政府に加えています。

さらに日本側が譲歩したと朝鮮新聞は記述していますが、日本の経産省が韓国への輸出管理を緩めることはしないことを23日の記者会見で述べております。また、韓国側の報道で年末まで日本が規制を解いてくれる条件と韓国では報じられましたが、日本側が即否定しております。

ただ、輸出管理の問題について局長級協議を行うことについては日韓政府も合意しており、もしかしたらこの部分で譲歩したと朝鮮日報は言いたいのかもしれません。ただ、そのことによって韓国政府は輸出管理の問題についてWTO提訴を撤回することになっており、私からみてみれば韓国側が譲歩したようにしか見えないことが大変不思議ではありますが。

朝鮮日報は文在寅大統領の左派政権とは距離をとる右派新聞の最大手であり、文在寅の経済失策や外交失策について批判的な意見を述べるのが通常だと思いますが、自分たちの民族主義で事実を捻じ曲げてしまうのは、報道機関としての役割を見失っているのではないでしょうか。

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