萩生田文科大臣の発言は教育基本法の3条に反する恐れ

日本

お世話になっております。

安倍首相の側近中の側近である荻生田氏が文部科学大臣になって久しいですが、その文部科学大臣である萩生田氏が教育基本法に反する発言を行って波紋を広げています。

(司会)民間の資格試験を使うということはですね、お金や地理的な条件に恵まれてる人が受ける回数が増えるのか、それによる不公平・公平性はどうなんだと、ここの部分はいかがですか?

という司会の発言から、萩生田氏はこのように答えています。

あのー、そういう議論もね、正直あります。ありますけれど、じゃあそれ言ったら、『あいつ予備校通っててずるいよな』って言うのと同じだと思うんですよね。

だから裕福な家庭が回数受けて、ウォーミングアップできるみたいなことは、もしかしたらあるかもしれないけれど、そこは自分の、あのー、私は身の丈に合わせて、2回を選んできちんと勝負して頑張ってもらえば、あのー、できるだけ近くに会場を作れるように、まあ、業者や団体の皆さんにお願いしてます。

あんまり遠くまでね、だけど、人生の内自分の志で1回や2回は故郷から出てね、試験受けるとかそういう緊張感も大事かなと思うんで、あのその辺できるだけ負担が無いように、色々知恵出していきたいと思ってます。あの離島なんかは既に予算招致しましたんで、はい。

(中略)

あいつ予備校通っててずるいよな、と同じ。身の丈にあった試験を。
人生で一回や二回は故郷から出て試験の緊張感を味わうのも大事。

萩生田氏は「身の丈にあった試験を」と述べ、経済格差による教育格差を事実上容認した発言を行いました。愕然とします。

その上で、教育基本法の3条に書かれている「教育機会の均等」について引用します。

第3条 (教育の機会均等) すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。

2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

つまり文部科学大臣が教育政策の根幹をなす、教育基本法に反する発言を行ったということになります。

どうして現職の文部科学大臣からこのような発言が出てくるのか疑問に思いましたが、萩生田大臣、生まれてから東京以外に出ることがなくて、地方の教育格差のリアルを感じることができなかったと推測します。

東京都八王子市生まれ。八王子市立第十小学校卒業。八王子市立第二中学校入学、八王子市立ひよどり山中学校卒業。早稲田実業学校高等部卒業。明治大学商学部卒業。大学在学中から黒須隆一八王子市議会議員(当時)の秘書を務めていた。元日本青年会議所(八王子JC)所属。その後、八王子市議、八王子市から東京都議、そして東京24区から衆院議員。

おそらく大学入試改革を擁護するつもりで上記のような発言を行ったのでしょうが、教育基本法に反する発言をしてしまうのは元も子もありません。

現在、日本の経済格差は年々深刻化しており、それと同時に教育格差も深刻化しております。東大生の親の年収の平均が1000万円以上であるというデータから示す通り、経済的優位にある人は教育的優位にあるという、格差の固定化が問題になっています。

文科相が裕福な人は教育の機会にも恵まれていて当然ということを公言したら、反発を食らうということに想像力が届かなかったのでしょう。

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