米朝首脳会談決裂の責任を日本になすりつける韓国社会。

米朝首脳会談が決裂したことによって韓国社会では落胆の声が上がっていますが、その会談が決裂した原因は日本のロビーイングのせいだという声が韓国野党や韓国社会であるようです。

https://japanese.joins.com/article/795/250795.html?servcode=A00&sectcode=A10

  民主平和党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)代表が2回目の米朝首脳会談決裂の背後として日本を名指しした。米朝会談前に日本の妨害工作があったという疑いが提起されていたが韓国政府が対応しなかったという主張だ。
鄭代表は2日、自身のフェイスブックに「日本が気がかりだ」として2回目の米朝首脳会談直後の日本の反応に注目した。

各報道で明らかになっていますが、この会談の決裂した原因は北朝鮮側が核施設を残存したまま経済制裁の全面解除をアメリカ側に求めたからだと報じられています。しかし、アメリカ政府は北朝鮮のその高すぎるボールに、「認識が一致していない」という言葉を残しつつ、予定されていた会談を早めに切り上げて、予定されていた昼食会もキャンセルしたと報じられています。

つまり今回の米朝会談の決裂した原因は、日本がアメリカにロビーイングした結果ではなく北朝鮮がアメリカに高すぎるボールを投げたことが原因です。日本や米国が北朝鮮に求めることはまず核施設の廃棄です。

ではなぜ韓国社会で米朝会談決裂の背後に日本がいる、という報道が喧伝されるのでしょうか。

韓国の左派や韓国社会では北朝鮮の核問題の重要性を認識しないことが原因ではないでしょうか。韓国の左派にとって「北朝鮮と韓国が接近すること」自体が目的になっており、その後の「核兵器はどうなるのか」や「そのあとの経済制裁はどうなるのか」という、日本や米国にとって本丸ともいえる論点が韓国では曖昧になっているようです。

その日米と韓国の認識の差の結果が、韓国での報道につながったのだと思います。

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