米朝首脳会談の決裂は韓国の外交方針の根本を揺るがす大事件。

2019年4月17日

米朝首脳会談が決裂しました。

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 米ホワイトハウスはこの日、「両首脳が非核化と経済発展案を進展させるために幅広く話し合った。現在ではいかなる合意にも至ることができなかった」としながら「だが、各自チームは未来に会うことを期待している」と発表した。

この日の合意決裂は予定された昼食日程が遅れたことで感知され始めた。これに先立ち、米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長はこの日午前、ベトナム・ハノイで会って2回目の首脳会談を行った。午前の単独会談に引き続き拡大首脳会談が行われた。

続いて業務昼食会と午後の署名式が予定されていたが、ホワイトハウス側が「プログラム変更」があると明らかにしながら昼食会と署名式が行われるかどうかが不透明になった。サラ・サンダース報道官はトランプ大統領が予定より約2時間早い午後2時に記者会見を行うと知らせた。

それに先立って韓国大統領府は以下の記者会見を開きました。

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 ただ、「いつになく意味のある進展を成し遂げたことも明白」とし、「両首脳が長い時間、踏み込んだ議論を行い、相手に対する理解の幅と深さを広げたと評価する」と述べた。その上で、「トランプ大統領が表明した持続的な対話の意思や楽観的な見解は次回の会談の展望を明るくする」として、「トランプ大統領が北の非核化措置と結びつけ、制裁解除、または緩和の意思を公に明らかにしたことは朝米(米朝)の議論の段階が一層高まったことをみせる」との考えを示した。

意味のある進展を成し遂げたことも明白と報道官は述べていますが、全くの嘘です。すくなくともアメリカ政府に対して、韓国政府は「北朝鮮は非核化を望んでいる!」と何度も喧伝してきましたが、この米朝首脳会談が決裂したことによって、アメリカ政府が「実は北朝鮮は非核化を全く望んでいないのではないか?」と疑問符が持ち上がるとともに、世界の核に対する北朝鮮の姿勢が報道されるでしょう。

韓国のムン大統領は、更に南北首脳会談を行うかもしれませんがあまり回数を重ねすぎるとアメリカ政府から「韓国は北朝鮮に傾きすぎている」という疑念を持たれかねません。韓国外交のリソースの大部分はアメリカと北朝鮮に割かれていますが、韓国政府がこれから米朝関係の中をどのようにバランスをとっていくか要注目です。